only my railgun
「only my railgun」(オンリー・マイ・レールガン)は、日本の
音楽ユニットfripSideによる
シングルで、同ユニットの第2期の作品として位置づけられています。この曲は
2009年3月にボーカルnaoが脱退した後、新たに
南條愛乃が加入してから初めての作品です。また、所属レコード会社を移籍しての再メジャーデビュー
シングルでもあります。
発売の詳細
「only my railgun」は初回限定盤と通常盤の2つの形態が用意され、初回限定盤には表題曲の
ミュージック・ビデオを収録した
DVDが付属しています。この
ミュージック・ビデオには、マギー審司という手品師が出演しており、視覚的な楽しさも加えています。また、ジャケットデザインには、人気アニメ『とある科学の超電磁砲』のキャラクターである御坂美琴と白井黒子が描かれており、アニメファンにも親しまれています。
楽曲の評価
この楽曲は、
オリコンチャートにおいてデイリー
シングルチャート及び週間
シングルチャートで最高位の第3位を獲得しました。これにより、『only my railgun』はfripSideの中でも特に大きなヒット曲となりました。さらに、2010年11月発表の第15回アニメーション神戸賞ではラジオ関西賞(
主題歌賞)を受賞し、アニメロミックスの2010年度年間ランキングでは
着うたフル部門で第1位を獲得しています。
また、キャラペディアが実施した調査においても、「もっとも心に残っているOP・EDの名曲」や、「聴くともっともテンションが上がるアニソン」といったカテゴリーで1位に輝いています。さらに、
NHK BSプレミアムの『カウントダウンLIVE アニソン ベスト100!』では6位にランクイン。2019年には
JOYSOUNDの平成カラオケランキングでアニメ部門の第20位に選出され、同年の平成アニソン大賞でも作品賞を受賞しています。
楽曲の内容
この
シングルには、全曲の
作曲と編曲を八木沼悟志が担当しており、表題曲「only my railgun」は疾走感あふれるトランス系の楽曲です。この曲は「ピッチが速く、キーが高い難易度の高い曲」として制作され、洋楽のハードロックのようにリズムに合わせて音符が流れるスタイルを目指しています。
カップリング曲「late in autumn」は、晩秋の景色を題材にした楽曲で、季節の移り変わりによる別れの感情を繊細に表現しています。また、各曲のインストゥルメンタル版も収録されており、オリジナルの魅力を異なる形で楽しむことができます。
参加ミュージシャン
レコーディングには、fripSideのメンバーである八木沼悟志が
シンセサイザーとプログラミングを担当し、
南條愛乃がボーカルを務めています。さらに、追加ミュージシャンとしてa2cと戸口田隆広がそれぞれの楽曲に
ギターを提供しています。
タイアップと収録アルバム
この
シングルは、独立放送局・TBS系列のアニメ『とある科学の超電磁砲』の前期オープニングテーマとしても使用されています。収録アルバムには、後にリリースされる「infinite synthesis」などがあり、さまざまな形で楽曲を楽しむことができます。また、他のアーティストによるカバーも数多く存在し、幅広いリスナーに愛されています。
このように「only my railgun」は、fripSideの歴史的な楽曲であり、アニメ音楽の重要な位置を占める名作として多くの人々に記憶されています。